■温かみのある店内で美味しいコーヒー&ガレットを


続いては、西区 城山大塘((じょうざんおおども)の住宅街の一角にあるカフェ。
熊本市中心部から見て南西の住宅街エリアです

リポーター
「外から見ると倉庫のように見えましたけど、中はどちらかというと古民家の土間のような温かみのある雰囲気。でも天井なんかを見るとちょっと倉庫っぽい無骨な感じといいますか」
ファミリーにぴったりな雰囲気

ここは店主・村上さんの夫の実家、その倉庫だった場所。

Cafe le ciel(カフェ ル シエル) 村上 郁子さん
「何なのかわからない物がいっぱいあったので、それを分別しながら1年かけてゴミ出しをしまして、それから半年かけてリノベーションしました」

20年間事務の仕事をしていたそうですが、カフェを開く夢を叶えるため退職。3年間飲食店でのアルバイトで経験を積み 2021年4月にこの店をオープンしました。

村上さん
「熊本地震でも何の影響もなかったので、実家の父の様子を見に行くのにも ここでカフェをやれば毎日行けるので、一石二鳥ということで」

小学生のときからコーヒー好きだという村上さん。6種類のメニューの中から挽きたて入れたてのものを味わえます。
これもシンプルイズベスト!

そしてここの主力商品が9種類のガレット。

村上さん
「コーヒー屋をするには何か軽食を用意しないといけないかなと思ったんですけど、ガレットが若い時から好きだったので、熊本では珍しいかなというところで提供しようかなと」

ガレットとは、そば粉を使った生地を薄く焼いたもので、様々なトッピングを合わせ楽しむ料理。そば粉は全て国産で焼き方は独学で考え作り上げました。一番人気の卵・野菜・豚のももハムなどが乗った「スノーマン」をいただきます。よく見ると雪ダルマの顔に見えませんか?
ガレットはフランス産まれの「そば粉で出来たクレープ」

リポーター
「めちゃくちゃおいしいです!ももハムがまたね優しい塩気がありましてね。卵のまろやかな甘みと。ガレットの生地自体が香ばしくてパリッとしているんですけど、噛むともっちりした 食感といいますかね。ガレットってすごい」

村上さん
「お店を開いていろんな方との出会いがありましたので、その出会いを大事に、地元に密着していければなとは思っています。郊外に出なくてもこういう住宅街でいきなり異空間といいますか、まるで過去にタイムスリップしたかのような空間なのかなとは思いますね」
昭和にタイムスリップ!

リポーター
「こういう空間でいただくおいしいガレットとおいしいコーヒー、本当に心地よい」