医師に聞いた“気象病”のあれこれ “気象病”かも?と思ったら 

ホラン千秋キャスター:
心当たりはないけど、こういった症状が現れて受診される患者さんは、心配されている方も多いのではないでしょうか?

愛知医科大学病院 佐藤純医師:
患者さんは、自分の体調が何の影響を受けているのかがわからないことが多いですが、今は天気、特に気圧や温度・湿度の変化が大きいので、そういったことが自分たちの体に影響を受けているのではないか?と考えていただくと良いかもしれません。

井上貴博キャスター:
例えば気圧の変化に敏感な方は、5hPaぐらいの変動でダメージを受けるという話を聞いたことがあって、そうすると天候の要因もあると思いますが、高層階に住んでいたり高層階に勤務地があったりして、その移動だけでもある程度ダメージを受けているということも考えらますか。

佐藤医師:
そういう場合も多いですが、必ずしもそれが重要というわけではなくて、気圧がぶれるというのが大事だと最近は考えられています。小さな気圧の変化でも変化が繰り返し起こってくるということが重要だと考えています。

井上キャスター:
そこでの男女差はどういう要因で起きるんですか。

佐藤医師:
女性のほうが頭痛が多いということが一つの原因だと思いますし、女性のほうが自律神経が少し弱いので、天候の変化とか特に温度の変化に女性は弱いので、そういうのが表れているのではないかと思っています。

ホランキャスター:
今村さんは、この時期の不調を実感することはありますか?

歴史・時代小説家 今村翔吾さん:
確かに、雨が降っていたら若干頭痛いなとかはありますけど、気のせいなのか、本当にそうなのかの区別があまりわからないのも難しいですよね。

井上キャスター:
線引きが難しいですけど、どこから受診したら良いでしょうか?

佐藤医師:
まずは1か月間で良いので、自分の体調・天気の変化を日記につけていただくと良いです。自分の体調が、天気が崩れるタイミングで体調が悪くなってくるということでしたら、天気の影響があるかもしれないので、それをきっかけに受診していただくといいと思います。