子ども一人ひとりにイチオシ本を選ぶ「本を好きになる過程が見えて楽しい」

 そんな新風堂書店だからこそできる、ユニークな取り組みがあります。毎月、一人ひとりの子どもに合わせたおすすめの本を選んでくれるサービス「パーソナルブッククラブ」です。

 (お客さんに話す睦子さん)「この本はいっぱい動物が出てくるから、そういうのがすごく好きになったら、こういう本を付け加えると。この本は動物のおしりばっかりが出てくる。そうするとまたこの本も楽しめる」
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 (サービスを1年半利用するお客さん)「毎回ドンピシャで、いま色に興味があるなと思ったら、色の本を選んでくれる。こちらからお願いしているわけではないんですけど、今月なんだろうって来てみたら、興味のある本を選んでいただけている感じで」
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 30年ほど前に近所のお客さんから孫にプレゼントする本を選んでほしいと頼まれ始めたサービス。いまでは、会員は260人にまで増えました(※新規会員は原則受け入れ休止)。中には北海道の苫小牧市まで本を送っている会員もいます。選書を担当するのは睦子さん。

 (中田睦子さん)「もちろん私がいいと思う本を選ぶわけですけど、その子の状況というのを考えます。何かの物事がちょっと考えが深まったり、知識が広がったりということもすごく意識していますよ」
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 それでも、一人ひとりに合う本を選ぶのは至難の業。子どもの特徴やマイブームが書かれたカルテを見ながら作業を進めます。毎月30冊以上の本を読んだ上で、いま、その子に合うイチオシの本を選ぶのです。

 (中田睦子さん)「全然本に関心なかった子が本が好きになっていく過程が、5年とか10年とかやると見えるわけじゃないですか。それがね、すごく楽しい」