少年院を仮退院した少年の更生をテーマにした映画が完成し、法務省で試写会が開かれました。
映画「ミックスモダン」は、少年院を仮退院し、家族からも見捨てられた保護観察中の少年が、保護司で身元引受人となったお好み焼き店を営む夫婦との生活を通じて成長していく物語です。
26日、法務省で開かれた全国43か所の少年院の院長らが集まる会議で、この映画が上映されました。
映画を製作した藤原稔三監督(68)は自身も大阪府和泉市で保護司として活動しています。
上映の後、JNNの取材に応じた藤原監督は、滋賀県大津市で保護司の男性が殺害された事件について触れ、「今担当している子たちには『また会いたい』という気持ちでいっぱい」「また頼まれたとしても僕は喜んでやりたいということを他の保護司の先生に伝えたい」と全国の保護司にエールを送りました。
法務省の山本宏一少年矯正課長は、「仮退院した少年の大半は保護観察になり、保護司の指導を受けながら生活していく。現実は順風満帆なことだけではないが、少年たちには、人生の一部を削りながらでも向かい合ってくれる人がいることに気づいて欲しい」と話しています。
映画は来年公開される予定で、今後、各地の少年院での上映も検討しているということです。
注目の記事
【クマ嵐】過去最悪の被害 駆除したクマはどこへ?焼却施設はひっ迫し「燃やせなくなって埋め立て」料理人は“命の循環”食材として可能性を追求「北海道を代表する食材」へ

採取したキノコを撮影してAI判定 AIは“食べられる”と回答も… 実際は「毒キノコ」 和歌山市の70代男性が嘔吐の症状で一時入院 「AIや図鑑で自己判断するのは危険」市が注意呼びかけ

「町」は「まち」?「ちょう」?専門家も「法律で決まっていない、割とまちまち…」全国743町の呼び方の謎

「BTSのメンバーと…」言いづらそうな一点 見逃さない “スーパー女性行員” 相次ぐSNS型特殊詐欺 “チームの目” で守った!北陸銀行滑川支店

ランナーが突然、倒れ心肺停止状態 沿道で応援の女性やランナーなど 5人が"とっさの判断" 連係で命を救う 山梨

謎の恒星間天体「3I/ATLAS」の新画像 NASAが複数公開「宇宙人・地球外生命体の関与」は否定









