痛感した少子化の現実…決断の背景と新たな挑戦
―― インバウンド市場に興味を持ったきっかけは?
「データを見ていると、日本の市場は少子化のスピードに勝てないと思ったんです」
加藤さんはリクルート時代、19歳ならスキー場のリフト券がタダになるキャンペーン「雪マジ!19」を仕掛けた張本人。若者の旅行需要を喚起し、地域の魅力に気づかせ、地方創生にも貢献する一方で、日本が抱える少子化の現実をまざまざと痛感させられたという。
「例えば、私の父や母は団塊の世代で1学年270万人くらいですけど、2023年の新生児は75万人ぐらいなんですね。『雪マジ』は国内旅行市場を対象にしたサービスですが、やはりどうしても少子化のスピードに勝てないなって。それで成長市場であるインバウンド市場でもう1回、観光と地域活性に取り組みたいって思ったんです」
そして2016年、加藤さんは40歳でWAmazingを起業。インバウンド向けのオンライントラベルエージェント(OTA)事業を開始し、創業1年で10億円超の資金調達に成功するなど、幸先の良いスタートを切った。しかし2020年、コロナの影響で事業は休止を余儀なくされてしまう。
「コロナが来てしまい、OTA事業を一時休止にして、行政向けのコンサル事業と大企業向けの広告事業も始めた。2022年10月11日にインバウンド旅行者がビザなしで自由に入国できるようになって、そこからOTA事業も再開し、現在はこの3つの事業を核に約300名のメンバーとともに事業を成長させている」















