やっかいな害虫、シロアリ。
その種類によって、注意すべき時期が違います。

春先から夏の初めにかけては、ヤマトシロアリの恋の季節。
梅雨明けからは、イエシロアリの恋の季節になるので注意が必要です。

害虫駆除の専門家、東洋産業の大野竜徳さんは、ヤマトシロアリよりもイエシロアリのほうが被害が大きくなるといいます。

【画像①】イエシロアリの働きアリ

ーイエシロアリはどんな性質があるのでしょうか。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「5月くらいに飛ぶヤマトシロアリとは種類が異なり、大きさが一回り大きくて7~8mm、色も明るい黄褐色、翅も淡黄褐色の明るい色をしています」

「ヤマトシロアリは午前中、太陽の光がさんさんと降り注ぐ時間に群飛するので日焼けしないように真っ黒い姿をしているという説がありますが、イエシロアリは夕方~夜に飛ぶので少し明るい色をしているのかもしれません」

「周りが暗くなってもイエシロアリのお見合いパーティー(結婚飛行)は続きます。さすがのシロアリたちも真っ暗ではお互いの姿が見えません。こうなるとおうちやお店、街灯などの光の下で二次会、三次会とパーティーは続きます…会場になったら大変なことになります」

【画像②】翅アリの群飛