続いてはスポーツクライミングです。8月22日にアメリカ・テキサス州で開幕する世界ユース選手権に八戸市の関川愛音(せきかわ・めろでぃ)選手が出場します。将来のオリンピック出場を目指す若きクライマーが初の世界に挑みます。

※関川愛音選手
「緊張します。自分を撮っていると思うと」

日本代表として挑む初の世界の舞台を控えていても、緊張した様子はありません。8月22日に開幕する世界ユースに向けて、最終調整に臨んでいます。

世界ユースにむけて最終調整の関川選手

※関川愛音選手
「すごく楽しみでしかない/世界の課題とかを勉強していきたい」

中学ラストイヤーの今年、日本ユースでは壁を昇る早さを競うスピード種目を制し、3種目で表彰台に立ちましたが、リードとボルダリングで優勝を逃し、満足はしていませんでした。

目指すのは!

※関川選手
「ここがゴールではなくて通過する場所。いまも大事だけど、いまだけに集中しないで先も見つつ…。」

関川選手が話す「見据える先」は、昔も今も変わらずただ一つです。

※関川選手(当時小学6年)「強い選手とかと戦って金メダルを取ることです」

小学6年の関川選手(当時)


※関川選手(当時中学1年)「五輪で金メダルを取ることが目標です」

中学1年の関川選手(当時)


※関川選手(今年)「五輪で金メダルを取りたいなと思っています」

五輪を見据える中学3年の先川選手

これまでも繰り返し口にしてきたオリンピックへの強い思い。小学1年で競技を始めた関川選手にとって変わることのない憧れの舞台です。

6年前の自身の映像をみる関川選手

※関川選手
「(6年前の映像を見ながら)めっちゃ小さい…(笑い)(五輪は)選ばれた人しか出られない。特別感がすごいある。」

スポーツクライミングは東京オリンピックで初めて行われ、日本人選手がメダルを取るなどして注目度は上昇しましたが…。

※関川選手
「サッカーや野球のようにみんなが知っていて、クライミングと言ったらみんなわかるみたいになってほしい。」

金メダルを取ることで、スポーツクライミングを多くの人に知ってもらいたい。その夢のためにも、関川選手は日本勢が表彰台に立ち続ける世界ユースをオリンピックへの登竜門と位置づけています。

※関川選手
「スピードは自己ベストを更新、リードは決勝に行き、得意なボルダリングでは表彰台に乗りたい。」

世界の頂へ。将来が期待される若きクライマーの挑戦が始まります。

世界の頂へ