夏の甲子園です。香川代表の高松商業がおよそ半世紀ぶりにベスト8進出を果たしました。選手2人が離脱する中、福岡代表の九州国際大付属に守り勝ちました。

前の試合でホームランを打った4番本田らが離脱する中、3回戦に臨んだ高松商業。初戦で2本の本塁打を放った浅野は、この試合、足で魅せます。

叩きつけるバッティングで俊足を活かし内野安打。さらに盗塁でスコアリングポジションに進みます。ここで本田に変わって4番に座った山田。

(山田一成選手)
「あいつらの思いも一緒に背負って覚悟を決めて打席に入りました」

レフト前にはじき返し1点を先制します。

そして同点に追い付かれたあとの4回、ランナー1・2塁で、2番井櫻。ライト前にうまく運び、1点を勝ち越します。

投げてはエース渡辺が6回から相手打線を完全に封じ込めます。

(渡辺和大投手)
「自分たちの取った得点よりも一点でも少なく抑えないといけないという気持ちでずっと投げていました」

最後の打者も三振にしとめた高松商業、52年ぶりにベスト8進出です。

(浅野翔吾主将)
「ベスト8という目標じゃなくて、あの2人が帰ってくるまでと目標に変えたのでどんな相手でもしっかりチャレンジャー精神をもって喰らいつけたら」

全員でもう一度甲子園の舞台に立つために。高松商業は準々決勝第2試合で、滋賀県の近江と対戦します。