和田看護部長「患者さんたちも怖がっていたと思います。『大丈夫だからね』と(励ましながら)。ご家族も心配なさっていたので、電話して『ちゃんといらっしゃいますから』と言って」

一部の病棟では、濁流は2階にまで達していましたが、なんとか患者やスタッフは無事でした。

「浸水から得た教訓」

球磨病院では、災害時のマニュアルを策定していましたが、対策本部として想定していた場所は、浸水した1階。院内の情報を集約するサーバーや、助けを求める消防への直通電話も使えませんでした。

この反省から、対策本部や重要な設備は2階以上のフロアに置くことにしました。

さらに初めて、災害が起きる前の対応行動をマニュアル化しました

・注意報が発表された段階で、職員は「注意体制」を立ち上げること。

・また付近の河川が氾濫危険水位に達した場合は、外来を中止して、職員や患者は3階以上に避難することを決めました。※状況によっては、その前に外来を中止することも

和田看護部長「心の準備があるので、『今度何かあったらこうすればいい』というのが頭の中に入っている」

被災の教訓を、備えに。和田さんたちは決意を新たにしています。