永田町で「岸田おろし」の動きが激しくなる中、岸田総理は24日夜、岸田派幹部や財界人と会合を行い、「政権運営」を続けることへの意欲を改めて示しました。一方、前総理の菅氏は自民党に“新たなリーダー”が必要だとの考えを明らかにしました。秋の総裁選に向けて、日本の政治は混迷を深めています。

岸田総理“政権運営に意欲”「経済最優先だ」

25日午後9時半ごろ、岸田派幹部や財界人らとの会合を終えて出てきた岸田総理。

関係者によりますと、岸田総理は上機嫌な様子で、「経済最優先、やはり経済が一番大事だ」などと述べ、政権運営を続けることへの意欲を示していたということです。

21日(金)の記者会見でも、「今、道半ばだ」と述べていましたが、その直後、自民党の有力者からは新たなリーダーが必要との認識が示されました。

菅前総理“新リーダー必要” 石破氏に「期待できる」

発言の主は3年前、岸田総理が打ち出した党役員人事の任期制限を引き金に、総理の座から引きずり降ろされることになったとされる菅前総理。

3年のときを経て、刀で切り替えしたかのようです。

菅義偉 前総理(文藝春秋オンラインインタビュー)
「総理自身が派閥の問題、他の派閥と同じように抱えているわけで、責任を取っていなかった

文藝春秋のオンラインインタビューでこのように岸田総理を批判した菅氏。さらに、自民党に新たなリーダーが必要かを問われると…

菅義偉 前総理(文藝春秋オンラインインタビュー)
(新リーダーが必要だと)そう思います。(総裁選は)国民に自民党の刷新の考え方とかをしっかり理解してもらえる最高の機会だと思っています」

菅氏は自身の総裁選への出馬は否定した上で、「(新リーダーに)期待できる方、主張を変えないところがいい」とポスト岸田に名前が挙がる、この人にエールを送りました。

自民 石破茂 元幹事長
「衆・参議員たるもの、常に自分が総理になりせばどうするかということを考えるべきだし、それを考えてなくて、総理に対していろんな意見をするというのは、それは少なくとも私のやり方ではない」

石破氏は総裁選出馬への明言は避けていますが、待望論は岸田派議員の一部からも出ています。

また、総理の座に意欲があるとされる茂木幹事長。菅氏は、「大変な時に党運営をしっかりやっている」と評価します。

自民 茂木敏充 幹事長
「夏の間、よく色々考えたいと思ってます」