先週、防火設備の不足など建築基準法違反が疑われる事例が判明した松本市の公設地方卸売市場。

管理する市の説明不足や、突然示された一部施設の閉鎖の方針について、事業者がSBCの取材に応じました。

建築基準法違反が疑われる不備が見つかったのは、松本市笹賀にある公設地方卸売市場です。

この建物の中2階については、35年前の開場時に行われた工事の際に、建築基準法で義務付けられる確認申請が未提出だったほか、採光面積や排煙設備の不足などが先週、明らかになりました。

市はこの問題を把握してからも、4年間にわたって公表していませんでしたが、臥雲市長は、理由についてこのように述べました。

松本市・臥雲義尚市長:
「建築基準法に違反した施工業者を特定しなければ、法律的に改善を指導できない」

また、市は中2階について、代わりの場所を確保したうえで閉鎖する方針を示しましました。

現在も12の事業者が活動を続けている中2階。

その中の一つの事業者が、市の対応についてSBCの取材に応じました。

市場内の事業者:
「これだけのものを全部移動させるということは、体力的にも精神的にもきつい。35年間容認してきたのに(急に)あれって思ってしまう」

市から事業者への詳しい説明はいまだにないということです。

市場内の事業者:
「(あまりにも)今更だから、ちゃんと設備を整えたら使っていいという方向でお願いできればと思う」

事業者が納得いく形での、迅速な対応が求められます。