「こっちで押さえて、揃えていく感じ」

訓練中に同期からアドバイスを求められることも少なくありません。
鳥取県消防学校 初任総合教育9期生 総代 山根樹也さん
「聞いてくれるのはめちゃくちゃ嬉しいので、どんどん聞いてって言っています」
25人のうちただ一人、消防士としての経験がある山根さん。
消防の現場を知っているからこそ、誰よりも基本の大切さを理解しています。
鳥取県消防学校 初任総合教育9期生 総代 山根樹也さん
「似た現場というのはいっぱいあったんですけど、一つ一つ何かが違うので、そういったときに判断が鈍ってしまう。基本的なものができないと応用の操作のとき手間取ってしまうので、いまこうした機会をいただけて嬉しいですし、その基本の重要さをみんなにも伝えるようにしています」

様々な思いを抱えながら大会に臨んだ25人。
1位に輝いたグループのタイムも、トップレベルの消防士や消防団員に比べると10秒以上も遅いとのこと。
まだまだのびしろたっぷりです。
一人前の消防士をめざして、彼らの厳しい訓練の日々は続きます。