続いては、こちらの画像をご覧ください。「警察手帳」「守秘義務誓約書」と書かれてあります。
どちらも偽物で、おととい、米沢市に住む60代女性のもとに届いたものです。
特殊詐欺の犯人グループはこのような画像を送り、信じ込ませようとしていました。

自動音声ガイダンス「総務省です。あなたの契約している携帯電話が犯罪に使われている恐れがあり、通信を停止します」

米沢市に住む60代の女性に電話があったのは、おとといの昼ごろ。電話に出ると、総務省を名乗る自動音声ガイダンスが流れました。女性が指示通り番号を押すと、
電話が男につながり、「携帯電話が詐欺に使われているので通信を停止します。
解決するには2時間以内に東京の新宿西警察署に行かないといけません」などと言われたということです。



電話はそのまま警察官を名乗る別の男に変わりました。

警察官を名乗る男「2時間以内に警察署に来られないと思うので、電話で被害届を受理します」「被害届を作成するにはお互いの身分確認が必要です」

女性が住所や氏名、携帯電話の番号を教えると、LINEアカウントに届いたのは、警察手帳。もちろん偽物です。その後、送られてきたのは、「守秘義務誓約書」の画像。


警察官を名乗る男「被害届を3通作ったので自宅に送る」「毎日朝9時と夕方5時半に電話するので、変わったことはないか報告すること」


女性は、やりとりに違和感を覚え、警察に相談したため被害には遭いませんでした。

警察によりますと、これは特殊詐欺の予兆電話だとしていて、警察は警察手帳の写真を送ることはないとしています。

県内では、今月に入ってから今回のような総務省を名乗る不審な電話がすでに40件確認されていて、注意を呼びかけています。















