費用はかかるけど…最後は「勇気」?

そして、結局のところ、海外に行ってみると、改めて日本の“良さ”にも気づかされるものです。

コロナ禍を経て、歴史的な円安を背景にインバウンドが戻ってきた現在。

そもそも、日本人のパスポート保有率は約2割。愛媛県にいたってはわずか1割ほどです。

若者に限らず、アウトバンドはなかなか回復しそうにありません。

4月にあった愛媛県知事の定例会見で、中村知事は次のように述べています。

(愛媛県・中村知事)
「できれば早い時期に異文化とか異言語、どこでもいいですから行かれたら、視野が広がりますし、本当に後々の人生にも大きな影響を与えることになると思う」

実際に大学生に話を聞いてみると「今は海外は高いので。勇気もいるし、時間もないし」との声もありました。

国内旅行と比較してそれほど変わらない費用だったとしても、決して安くない費用はどうしてもかかってしまいますが、社会人になるとまとまった時間を取るのも難しくなります。

海外に興味があって「お金」や「時間」に目途がつくなら、最後は、一歩を踏み出す「勇気」が大事なのかもしれませんね。