北上市生まれの高橋選手ですが、小学校2年生からは奥州市で育ち、中学生までは野球少年でした。硬式野球チーム、水沢リトルで一緒だったのは、2年先輩で、現在はメジャーリーグ・ドジャースで活躍するあの大谷翔平選手です。

(高橋和生選手)
「(当時から)投げてもスピード速くて、打ってもホームラン連発で。リトルリーグが一緒だったとかなくて今はもはや。いちファンとして毎日のようにニュースに出てくるのですごいなと思ってみています」

大きな目標を持つことの大切さはこの少年野球時代に学んだと言います。
花巻北高校に進学後、陸上部に入部し競歩の才能を見出されると、3年生のインターハイ、5000メートル競歩で3位に入賞するなど頭角を現しました。

高橋選手の強さは、フォームの美しさとその持続性です。
競歩は、フォームが乱れ警告を受けるとペナルティが課せられたり、失格になったりします。
高橋選手は、レース終盤でもフォームを崩さずにスピードに乗った攻めの歩きを続けることができます。競歩トップ選手のスピードは自転車の平均速度、時速15キロほどにも。
並走してみると・・・


(浅見キャスター)
「速い!追いつけない!全速力でも追いつけない。あのペースでレース中走るわけではない?」
(高橋和生選手)


「試合はもうちょっとゆっくりだが、ラストスパートとかになるとあのくらい、ピッチとストライドを広げて歩く感じですね」