自動販売機1台に10~20万円 部品供給も追いつかず
県央と長崎市内を中心に、約350台の自動販売機を設置する長崎市の古田勝吉商店は、ことし3月以降、新紙幣に対応できる部品への交換に追われています。

古田勝吉商店・古田雅義代表取締役社長:
「部品は順次交換していくという形ですね。一度に替えるっていうのはなかなか難しいので、場合によっては1~2年というスパンでちょっと考えてから交換しないと難しいかなと。」


自動販売機1台あたり、交換部分は約10~20万円。この商店の場合は、メーカーが代金を負担してくれますが「部品の供給が追い付いていない」と言います。
古田社長:
「後手後手になりそうなんで皆様には申し訳ない。本当は変えずに済むのが一番いいんですけど、実際、そこ(新紙幣対応)で線引きがされてしまうと売上に直結してしまう。どうしても対応せざるを得ないのかなというところですね」