中高生たちがより良い街づくりを考える「南陽みらい議会」が今月末から開かれます。

きのうは「南陽みらい市長」に選ばれた高校生が初登庁し、決意を語りました。


きのう夕方、南陽市役所。温かい拍手で迎えられたのは県立南陽高校の2年生・鈴木羚羅さんです。今年度の「南陽みらい市長」になりました。

南陽市では昨年度から、将来を担う市内の中高生たちが議員となり、若者の目線で町の未来を考えて政策を提言・実行する「南陽みらい議会」を開いています。


鈴木さんは今年度の市長に立候補し、市内の中学校と高校に通う1033人の生徒が有権者となった選挙を経て、2代目の「南陽みらい市長」に選ばれました。


南陽みらい市長 鈴木羚羅さん「(南陽みらい議会は)他の学校、地域ではみられない。やるんだったら一番上、市長としての立場でやってみたい」


実は、鈴木さんは南陽市民ではありません。長井市から南陽市内の高校に通っています。しかし、南陽市民ではないからこそ、発信していきたい「南陽市の魅力」があるそうです。


南陽みらい市長・鈴木羚羅さん「小さな子どもが遊べるような大きな公園やラーメン店が多かったり、熊野大社など遊べる・食べられる場所など幅広さが魅力」


「南陽みらい議会」は今月29日に開会し、中学生9人、高校生4人で南陽市の魅力を発信する政策を考えていきます。


南陽みらい市長 鈴木羚羅さん「南陽市の魅力をまとめたパンフレットやPR動画を他の市や町の人に見せて紹介したりしたい」


そんな南陽市のより良い未来を思う鈴木さんに、南陽市の白岩市長からはこんなアドバイスが…。

南陽市 白岩孝夫 市長「皆のためにやっていると自分に言うこと。皆のためになればいいなと思うと肩の力が抜ける」


議会で決まった政策には、実際に市の予算が充てられ実行されます。

皆のためにどのようなアイディアが生まれるのでしょうか。