交流戦カープ新人賞 佐藤啓介 フルスイングが武器の大型新人 初出場

天谷宗一郎 さん
佐藤啓介 選手、「いつか、1軍に呼ばれるぞ」と非常に評価が高い中で呼ばれて、すぐに結果を残す(6月11日 西武戦でプロ初ヒット)。後半戦のキーマンになってもおかしくないのかなと、ぼくは思います。
石田充 アナウンサー
ベルーナドーム、ライオンズ戦(6月11日)でプロ初ヒットをマークすると、本来、セカンドが本職なんですが、ファーストの守備でファインプレー(6月13日)。
天谷宗一郎 さん
これはすごい。(ジャンプの)タイミングがドンピシャですよね。こういうプレーをすると、どんどん自分の起用の幅も広がります。
実は二刀流だった!?で賞 九里亜蓮 自身初1試合 複数打点&タフネス130球大熱投

石田充 アナウンサー
続いては、九里亜蓮 投手が、“受賞” しました。

天谷宗一郎 さん
打席の中の覇気はすばらしいですから。しっかりとやるべきことをやって、打点を挙げるんです(5月30日 オリックス戦でセーフティースクイズ)。すばらしいです。
石田充 アナウンサー
そのあとには犠牲フライも…

天谷宗一郎 さん
ぼくは見ていて、驚きました。「前へ飛ばした!」と思いましたけど、これも大きかったです。
石田充 アナウンサー
プロ11年目で初の複数打点をマークしました。そして、もちろん投げる方でもすごかったのが、ライオンズ戦(6月13日)。
天谷宗一郎 さん
シーズン序盤は苦しみましたけども、1つ勝ってから本人も乗っていけるところがあったんじゃないかなと思うんです。この日のピッチングはすばらしかったです。
石田充 アナウンサー
そして、最後、130球目がライトフライに。バックを守る 大盛穂 選手がファインプレー。九里投手、みごとな完封でした。
ぶち速えぇね 矢野雅哉 守備だけじゃない! 足でも打でも存在感

石田充 アナウンサー
矢野雅哉 選手が2塁ランナーでバントの場面(6月8日 ロッテ戦)、佐々木朗希 投手の1塁送球がじゃっかんそれたのを見て、再スタート。

天谷宗一郎 さん
判断もいいんですけれど、よく見てもらいたいのは、走路にキャッチャーのマスクが置いてあるんですよ。それを体で飛ばすぐらいのガッツ、そしてスピード感。これは本当にすばらしい走塁でした。

石田充 アナウンサー
そんな矢野選手、バッターボックスに立ったのが、6月14日(楽天戦)の延長11回。ゆっくり息を吐きながら打席に向かうところで…
天谷宗一郎 さん
もう1人いたんです、ここに “ぶち速えぇね” が!
石田充 アナウンサー
羽月隆太郎 選手が、三盗。これは、“助演男優賞” 的な働きですか?
天谷宗一郎 さん
ちょっと違うんですよ。
石田充 アナウンサー
最終的には矢野選手が、決勝の犠牲フライ。チームトップの3つ目の犠牲フライということで、非常に価値のある活躍。気がつけば矢野選手、盗塁の数もチームトップ。そして、規定打席にも到達しました。