おととしの大雨で被災し、一部区間で運休が続くJR米坂線について、早期復旧へ活動する市民団体がきょう、JR東日本に1万筆を超える署名などを提出し、鉄道としての早期復旧を求めました。



JR米坂線は、おととしの大雨で被災し、一部区間で運休となっていて、山形・新潟の2つの県や沿線自治体、JRなどが復旧やその後の運営方法などについて協議を重ねています。



JR米坂線開業100周年記念事業実行委員会 江本一男 事務局長「今回の署名は、JR東日本宛てに1万627筆」



きょう、市民団体がJR東日本に沿線の高校生が街頭で集めたり、インターネットで集まったりした署名などを提出しました。



団体は、JR東日本に鉄道としての早期復旧を求めたほか、運休区間の環境整備と、利用促進に向けた事業を駅の施設で行うことに理解を示すことの3つの項目を要望したということです。



JR米坂線開業100周年記念事業実行委員会 江本一男 事務局長「ただ直してほしいという願いだけではないんです。復活復旧した時にまた赤字路線として、いつかは廃線の方向に向かっていくのでは。だから今回はとにかく利活用促進というところに焦点を当ててがんばって行きたいんだと、申し上げてきた」



JR東日本は、団体に運休区間の早期復旧については「引き続き議論を重ねて参りたい」などと回答したということです。

団体は、早ければ今年の夏に国土交通省にも署名を提出するとしています。