宮元市長は、自民党所属で石川県議を4期務め2013年に加賀市長に就任しました。自民党の衆院議員だった馳浩知事との関係は良好で、保守系3氏による激戦となった2022年の石川県知事選挙では馳氏の支援にまわりました。

馳知事はこれまで一貫して、政府・与党合意で決まっている「小浜・京都ルート」で進めるべきとの考えですが、宮元市長は「米原ルート」を推しています。
「小浜派」の馳知事と「米原派」の宮元市長。新幹線の延伸問題については意見が異なります。
5月22日に東京で開かれた北陸新幹線の建設促進大会。沿線の知事らが集まり毎年開かれる会合で、馳知事は「小浜派」の立場で発言しました。
石川県・馳浩知事「京都においては水の問題や(トンネル工事による)残土処理など課題があると承知している。これを京都だけの問題ではなく我々沿線で真剣に考える必要がある」

加賀市・宮元陸市長「あれは、本人の心の中はわかりませんが、課題解決しないと難しいよということを暗に言っているのではないかと私は思います。あの場じゃ言いにくいでしょうけども」