「新宿の3D猫」から日本でも拡散!「DOOH」
さらに“体験型”のOOHも!それは、「話すビル」。
新宿にある屋外ビジョン「LIVE BOARDビジョン」に、そのビルの窓や壁が顔のように出現し、マイクを通してビルに質問すると、まるでビルが話しているかのように答えてくれるというもの。

ChatGPTを活用したこのシステムは、海外の2024年「OOHアワード」でグランプリを獲得しました。
デジタル化した屋外広告は、「DOOH(Digital Out of Home)」と呼ばれ、世界的にも注目されていますが、日本でもその先駆けとなったのが、あの“リアル巨大猫”!

2021年に、新宿東口の巨大ビジョンに登場した“3Dの巨大猫”は、飛び出してきそうな立体感が「リアルすぎる」と大バズり。以来「飛び出す系のDOOH」が各所で見られるようになったといいます。
渋谷の犬・ハチ公に対抗して、“新宿の猫”にしたというこのDOOH。制作チームに話を聞くと、“とてつもなく緻密な作業が必要だった”と話します。
studioBLT CGスーパーバイザー 青山寛和さん
「猫の毛1本1本が生えているというか、すごく近寄っても1本1本毛が見える感じに作られている」
猫の毛を1本1本作っただけでなく、猫の柔軟な動きを再現するため、猫をイチから研究して骨格を作り、筋肉をつけていったといいます。

さらに、猫の動きにもこだわりが!
studioBLT CGスーパーバイザー 青山寛和さん
「猫だったら、このタイミングでこう動くだろうなとか、こういう気持ちでやるんだろうなと、猫の気持ちになって考えながら作った」

現在、新バージョン「モノを落とす猫」を制作中で、8月から放映予定とのことです。