海外でタコの需要増、日本が“買い負け”か、「たこ焼き」どうなる

南波雅俊キャスター:
水産会社「津久勝」の津久浦裕之社長は、「海外でタコの需要が増えており、日本は“買い負け”している」としています。

欧米でタコは、「デビルフィッシュ(悪魔の魚)」といわれていて、食べる習慣はありませんでした。

大阪のたこ焼き屋さんで取材してみると、フランスから来た観光客がたこ焼きを食べて、「初めてタコを食べたけど、とっても美味しい!」と話していました。

「津久勝」の津久浦社長によると、今、アメリカなどでもタコの需要が増えているそうです。アメリカにはたこ焼きの専門店があったり、スーパーでも販売されたりしているようですし、「タコ足ホットドック」も人気だということです。

この先、タコの価格について「津久勝」の津久浦社長は、「6月下旬に、モーリタニアから冬の漁獲分が届くが、2023年の3分の1程度の量。高値はこの先も続く見込み」だとしています。遠回りしなくてはいけない影響で日本に届くまでに3か月ほどかかるため、冬の漁獲分が今届くということです。

宋美玄さん:
スペインの郷土料理にもタコが入っていますから、欧米人もタコの美味しさに気づいてしまったのでしょうか。

山内キャスター:
「ドジャー・スタジアムでもたこ焼き」というニュースもありましたよね。

日比キャスター:
日本の食をどう守っていくのか、課題がたくさんあります。

宋美玄さん:
たこ焼きに優先してタコを回していただかないとですね。

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<プロフィール>
宋美玄さん
産婦人科医 2児の母
女性の健康などのテーマを発信し、女性の性に関する著書が人気