噴き出してから5日目。勢いは12日も保ったままです。ときおり虹もかかりました。北海道南部の長万部町(おしゃまんべちょう)にある、飯生(いいなり)神社の林から噴き出している謎の水柱。8日の夕方、近所の人が気づいた30メートル以上の水柱は、轟音とともに現在まで止まることなく噴き出し続けています。

 長万部町によりますと、近くに水道管はなく、噴き出しているのは地下水とみられ、温度は20度から30度だということです。

 11日まで夏祭りが行われていた飯生神社には、この水柱を目当てに来る参拝客も多くなっていて、12日も宮司自らが参拝客の交通整理にあたっているといいます。

参拝客は例年の約5倍に急増

 この水の正体は何なのか?

 近くでは、61年前にも大量の水が噴き出す現象が起きていて、当時は2、3日で噴出は収まったということですが、長万部町は14日来週に水質調査を始める予定です。
 現在までに住宅への浸水など事故は起きていませんが、周辺では噴き出す音で眠れないという声が上がっているようです。

地元・長万部町は水質調査実施へ
水柱には時折「虹」がかかる