別の傷害事件では「有罪」刑の重さは今回の裁判とあわせて決定

寺内被告は2022年8月、福岡市博多区上川端町の路上で、川野さんに声をかけた男性の顔を殴って重傷を負わせたとして、傷害の罪にも問われていた。

福岡地裁は2024年3月、「川野さんが連れ去られそうになったと思い反撃した」とする弁護側の主張に対し、「被告は被害者に攻撃する意思がないと認識していた」と指摘。「被害者に落ち度はない」として、寺内被告に有罪判決を言い渡した。刑の重さは、今回の殺人などの罪とあわせて決定される。

今後の裁判

きょう始まる裁判員裁判では、殺人やストーカー規制法違反について、寺内被告がどのように語るかが注目される。4日間にわたる被告人質問など審理が行われ、6月28日に判決が言い渡される予定だ。