「大きな事故が近いうちに起こってしまうんじゃないか」商店街の会長が危惧
京都・嵐山。観光客もすっかり戻り、平日休日かかわらず多くの人で賑わいます。しかし、その人気の裏で「ある問題」が起きているといいます。
(嵐山商店街 会長・石川恵介さん)「大きな事故が、いずれというか近いうちに起こってしまうんじゃないかというふうに危惧はしています」
嵐山商店街の会長で竹細工店を営む石川恵介さん。観光客が戻ってくれてうれしい反面、交通量が急増し、道路がとにかく危険な状態だというのです。
問題となっているのは、渡月橋から天龍寺方面を南北に結ぶ嵐山のメインストリート「長辻通」です。事故防止のため、車両は土日祝日の日中に限り北行きの一方通行となっていますが、外国人観光客が曜日関係なく訪れる今、双方向に通行できる平日こそ危険だというのです。なかでも石川さんが特に危険だと指摘する場所が、人気スポット『竹林の小径』の入口付近です。
(石川恵介さん)「ああやってタクシーを止めちゃうと、それを別の車が追い越していくのですが、そこを人がさらにその車の外側を歩いていくような感じになるので、危ないですね本当に」
竹林の小径につながるT字路付近は飲食店が密集していて、多くの歩行者が通ります。それに加えて両側にバス停もあるなど混雑する要素が多いことから、駐停車禁止となっているのですが、それが機能していないというのです。
その実態を調べるため、取材班が平日に現場へ行ってみました。