牛肉は国産?アメリカ産?豪州産? レシピで変わる“選び方”

少し贅沢をして牛肉を買う。その中でどう産地について考えればいいのか、牛肉研究家の片平さんに話を伺いました。

アメリカ産
餌:豆類・麦類などの穀物肥育
「適度に入った脂と赤身のうまみが濃厚」

オーストラリア産
餌:牧草や野草などの牧草飼育
「赤身の味わい・しっかりした食感」

牛肉研究家 片平梨絵さん
「オーストラリア産牛肉には独特の風味はあるが、スーパーに並ぶ商品は気にならない」

そこで具体的に「どの料理でどの産地のものを選ぶべきか」を伺ってみました。

【牛肉研究家 片平梨絵さんがすすめるこの料理なら〇〇産】
おうち焼肉…産地によって味付けを変えると良い

・国産 → 塩やわさび
・アメリカ産 → タレ
・オーストラリア産 → バターなど濃い味付け

田中ウルヴェ京スポーツ心理学者(博士):
まさにこれはやりますね。「今日はバーベキューだから、アメリカ産でBBQソースにしよう」とか、「今日はオーストラリア産で、バターと塩だけでステーキにしよう」とか。国産だと脂が乗っているので、さっぱり。これが美味しいですよね。

ホラン千秋キャスター:
ふるさと納税などをうまく活用できると、物価高の時代でもありがたい部分ありますよね。

井上キャスター:
他の料理は具体的にどの産地のものを選ぶとより良いのか。

【牛肉研究家 片平梨絵さんがすすめるこの料理なら〇〇産】
すき焼き → やっぱり国産

柔らかい仕上がりになる(赤身派のひとは「モモの薄切り」がおすすめ)

カレー → 豪州産もおすすめ
たまねぎ・トマト・ニンニクと煮込むと美味しい

他にも
厚切りのサーロイン → 輸入牛肉がオススメ
とろけるような食感・肉の甘み → 国産・薄切りがオススメ

ホランキャスター:
値上げで大変なことはたくさんありますが、何か楽しみであったり幸せを実感したいなっていう気がしますよね。

田中ウルヴェ京さん:
夜の8時以降とかにスーパーに行くと、牛肉が割引になっていたりもしますよね。

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<プロフィール>
田中ウルヴェ京さん
スポーツ心理学者(博士)
五輪メダリスト
慶應義塾大学特任准教授
アスリートの学び場「iMiA(イミア)」主宰