スーパーでも飲食店でも“値上げ”が止まらないのがアメリカ産の牛肉。円安が追い打ちを掛けて価格が高騰、いま、牛肉売り場の勢力図に異変が起きています。
円安でアメリカ産牛肉が高騰… ボーナスは増えるきざしも

井上貴博キャスター:
あれもこれも高いと、値上がりのニュースばかりお伝えしていますが、今日は「牛肉」と「産地」どう使い分けるかです。
まずニュースとして入ってきたのはアメリカの動き。FRB(連邦準備制度理事会)が2024年中の利下げの回数、3回想定されていましたが、1回にする見通しだと伝えられました。これによって円安がまた進んでいきそうだということです。
帝国データバンクによりますと、2024年の値上げ品目数は8000品目以上で、その約3割が円安による影響。2024年の秋にかけて割合がさらに高まることも予想され、夏秋にかけてこの円安のダメージがじわじわと効いてくると言われています。

そういった中で、定額減税が6月から始まり、給与収入が2000万円以下の納税者を対象に、所得税・住民税合わせて4万円分が減税されます。
そして夏のボーナスについても明るい兆しと言われています。
帝国データバンクによりますと、賃上げ効果で2023年に比べると平均2%は増えるということです。中小企業1.7%、大企業だと4.1%、少しずつ増えていきそうです。