「肝臓が割れてしまったら…命に関わることも」
(名市大医学部附属東部医療センター 今井一徳医師)
「最悪の場合は腹膜炎を起こしたり、肝損傷といって、肝臓が割れてしまっていると、出血をして命に関わることもある」
今井医師は強い腹痛や嘔吐の症状がある場合、速やかに病院で診察を受けてほしいと話します。嘔吐の内容物や肛門から排泄されたものの中に緑色の胆汁や、血液が確認された場合は、“臓器損傷”の可能性が高いということです。

しかし、暑い時期の体調管理に水分補給は必要です。今井医師は水筒の斜め掛けには危険が潜んでいることをよく理解し、その際の行動には十分気を付けるよう家庭内でも話し合ってほしいと言います。
(名市大医学部附属東部医療センター 今井一徳医師)
「物理的には、お腹に物があたるからけがをしますので、お腹の周りに物を置かないことが基本になる(お腹を)打たれた場合は症状に気をつけてもらいながら、受診のタイミングを逃さないようにするのが大事」
消費者庁も子どもが水筒を持ち歩く際は、リュックサックなどに入れることや、斜め掛けをする時には走らないようにすることと注意を呼びかけています。


そして、「水筒」についてはもう一つ注意することが。