老朽化で引退発表

新幹線と同じスピードで走り、線路や設備などに異常がないかをチェックするドクターイエロー。現在、JR西日本とJR東海が1編成ずつ保有しています。JR西日本は3年後の2027年以降をメドに、JR東海は来年2025年1月をもって運行を終了することを13日に発表しました。理由は老朽化です。
ドクターイエローの運行は10日に1回程度、ダイヤは非公開で、鉄道ファンの間では「見ると幸せになれる」と縁起物のような存在です。

去年、福岡で開かれた新幹線車両基地の公開イベントで、行列の先にあるのが・・・、ドクターイエローとの記念撮影です。
海外からも注目

その人気ぶりは海外からも注目されています。博多駅に停車中のドクターイエローを撮影しているのはドイツの公共放送。ドイツであまり知られていない文化を紹介する番組の取材です。

番組ディレクター「乗客も乗らないし、まぼろしの電車という意味合いもあって(日本人の)電車に対する愛着を伝えたい」