鳥取大学医学部附属病院 感染症内科 千酌浩樹 教授
「これは日本全国どこでも広まる可能性がありまして、山陰両県で広まってきてもおかしくないと思います。

実際、現在も「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の警報が出されています。それほどこの社会の中で、この菌に感染する人が増えているということです。その中のごく一部が、劇症型の溶連菌感染症ということになります」

鳥取県では、去年10月から現在まで「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」警報が発令中で、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の定点患者数は、6月時点で3200人以上と、去年の同じ時期に比べておよそ7倍にも増えています。溶血性レンサ球菌、いわゆる溶連菌が非常に身近な存在になっていることが分かります。