▽6月時点で、過去最多だった去年1年間の患者数を上回る。なぜ今年は流行していると考えられるのか?
鳥取大学医学部附属病院 感染症内科 千酌浩樹 教授
「感染経路の一つが飛沫ですから、コロナ禍が終わって、みんなマスクを外したというのが一つあると思います。それから、接触感染といって、人と人との接触が、今までよりも密になってきたっていうのことも考えられてます。
もう一つ考えられているのが、イギリスの方で流行している、少し病原性の高い種類が日本国内でも流行してるのではないかという可能性がありまして、いま国が一生懸命解析しているところです」
▽地方でも感染が広がる可能性はある?
人食いバクテリアは、都会だけで流行している病気ではありません。
山陰両県でも「人食いバクテリア」の感染が確認されています。
島根県では、今年5月までに8件確認されていて、去年1年間の患者数6件をすでに上回っています。
鳥取県では、今年5月までに6件確認されていて、去年1年間の患者数6件と並びました。