土と見間違えるほど密集…「アカウキクサ」とは?

ため池を覆いつくす赤い藻は「アカウキクサ」という水生シダ植物です。
水鳥の足に付着するなどして簡単に拡散し、県内でも各地の用水路などにこのアカウキクサが大量発生しています。

RSKでは3月、身近な問題を調査する「ど~なっとん」で、岡山市南区の用水路を埋め尽くしたアカウキクサの問題を放送していました。放送後には岡山市による除去作業も行われ、通水障害などこれらの水生植物が引き起こす様々な問題が危惧されていました。

そんな中、水難事故という思わぬ形の被害を引き起こした大量の藻。

一夜明け、ため池を管理する玉野市の職員も、困惑を隠しきれない様子でした。

(玉野市産業振興部農林水産課 大賀宗一郎課長)
「安全対策で必要なことがあれば、こういう事故が起きないように対策をしていきたい」

市民の要望を踏まえ今後の対応を検討したいという玉野市。本格的な夏を前に小さな子どもたちへの注意喚起などが求められています。