暑い日が続くなかで、痛ましい水の事故です。
きのう(11日)玉野市のため池で溺れたひ孫を助けようと池に飛び込んだ男性が亡くなりました。
女児は幸いにも無事でしたが、警察によりますと、池に繁殖した大量の藻を土と見間違えたと話しているということです。

ため池の水面を覆う赤いじゅうたん。事故があった玉野市八浜町波知のため池は縁が赤い藻で埋めつくされていました。

(榎崎朱子記者)
「向こうに見える赤い藻、事故当時はこの階段の下にびっしり浮かんでいました。そしてそこを地面と見間違えて落ちてしまったといいます」
きのう午後7時ごろ、ため池の近くに住む男性が、池にはまった小学1年生のひ孫の女児を助けようと飛び込み姿が見えなくなりました。駆けつけた警察が捜索したところ、約1時間20分後に池の中で沈んでいる男性が見つかり、病院に搬送されましたが、死亡が確認されたということです。
女児は自力で岸にあがりけがはありませんでしたが、警察によりますと「藻を土と見間違え足を踏み外した」などと話しているということです。
