おととし、台風で住宅の浸水被害を受け、今年度からかさ上げ事業が開始される宮崎県美郷町和田地区を河野知事が視察しました。

美郷町和田地区では、おととしの台風14号で地区内を流れる耳川があふれ、住宅16棟が浸水するなどの被害があったほか、その以前にも浸水被害が発生していたことから住民らがかさ上げを要望していました。

10日は、河野知事が和田地区を訪れ、住民の代表から台風当時の状況について話を聞きました。

県は、住民の要望を受け、護岸や国道、それに宅地をかさ上げする事業を今年度から開始することにしています。

(宮崎県 河野俊嗣知事)
「台風の接近も含めて、いりいろな所を見極めながら、防災対策、短期、中期、長期で、必要な手を打っていきたいと考えています」

県によりますと、今年度は測量や設計を行い、実際に工事が始まるのは来年度以降になるということです。