結婚相手に求める理想年収と現実

SNS上では、結婚相手の男性に求める年収というと、600万円だったり、800万円だったり、1000万円以上という数字がみられることもあります。

実際、内閣府の「令和5年度年次経済財政報告」によりますと、未婚の女性(20歳~39歳)が結婚相手に求める年収は、2割強が600万円以上、4割強が500万円以上、7割が400万円以上を求めているという結果でした。

理想の年収と現実の年収は大きく離れているようです。ちなみに、未婚の男性(20歳~39歳)が結婚相手に求める年収は、理想と現実の年収はそれほど違いがありません。

「理想」と「現実」の差については様々な意見があることはさておき、現実は30歳男性の平均年収が437万円なのです。そして、20代や大都市から離れた地方在住ならさらに下がります。

みんなが気になるお金の話。平均月給、平均年収、ボーナスの平均支給額、公務員の賞与支給などのニュースは度々流れますが、その「平均」はイメージしている「平均」とは少し違うかもしれません。

20代~30代の地方に住む男性にとっては自信がなくなる原因に、そして女性にとっては結婚するなら「平均(=年収570万円)」以上の男性を、というような誤解を招く恐れもあります。

様々なかたちで報じられる「平均」ですが、その「平均」をうのみにする前に、どういった「平均」なのかということも、あわせて確認してみてはどうでしょうか。

この記事では、以下の順にランキング等を掲載しています。
▼関東、近畿等の地方別の平均年収ランキングと、男女別の平均年収及び、
 地方別の男性の平均年収と、30歳男性の平均年収
▼全都道府県の平均年収ランキングと、30歳男性の平均年収