外国人が暮らしやすい街づくりを進めます。
多言語に対応した外国人専用の相談窓口が、10日から宮崎市に開設されました。
(武澤直穂記者)
「今回設置されたこの施設、Hello,I have a question」
(相談員 梶原心さん)
「How can I help you?」
(武澤直穂記者)
「このように、外国語での対応が可能となっています」
宮崎市の宮崎公立大学の交流センター内に開設されたのは、外国人専用の相談窓口、「宮崎市外国人ワンストップインフォメーションセンター」、通称「MHUB(エムハブ)」です。
宮崎市には、先月1日時点でベトナム人やインドネシア人など3103人の外国人が住んでいて、窓口では17の言語に対応することが可能となっています。
このうち、英語は窓口で相談員が直接対応し、このほか16の言語については民間の通訳サービス会社とオンラインでつなぎ、ビデオ通訳で対応するということです。
たとえば、台風対策について中国語で尋ねられた場合は…。
(相談者)
「どんな対策をしないといけないんですか?」
(通訳)
「具体的に、どういう対策をしたらいいですかとおっしゃっています」
(相談員)
「わかりました。宮崎市の生活ガイドが手元にあるので、これを見ながら一緒に確認しましょう、とお伝えいただけますか?」
窓口ではごみの捨て方や病院の予約方法など、日常生活での困りごとなど原則、どのような相談でも受け付けているということです。
(宮崎市総合政策部国際政策課 中間将平主査)
「ワンストップで相談して、然るべき機関だとかサービスにつなげられる役割を果たすことで、外国人の方が暮らしやすい宮崎市を作っていきたいというふうに思っている」
こうした外国人専用の相談窓口が県内の自治体で設けられるのは、都城市に次いで2例目となっていて、宮崎市の窓口は平日の午前9時から午後5時までで、相談は電話やメールでも受け付けています。