プラグを抜く…節電効果は「ごくわずか」

家電のプロ、富山市内にある家電量販店、KーDICの黒田保光社長に聞いてみると、実際にコンセントから抜くことで節約できる電力は「ほんのわずか」だといいます。

電化製品には、リモコンやスイッチをオフにしていても消費される「待機電力」があります。

経済産業省資源エネルギー庁の調査によりますと、夏場の家電製品の消費電力は多い順に「エアコン」「冷蔵庫」「照明」と続きます。

そのうち「待機電力」は6%。長時間使わない家電のプラグを抜いたとしても、効果的な節電にはならないといいます。

また、スイッチが付いている電源タップ(延長コード)を使っている場合、スイッチをオフにする場合とプラグをコンセントから抜く場合で、何か違いはあるのでしょうか。

黒田社長によりますと、基本的には電源タップのスイッチを切れば電気の流れが完全に止まるため、プラグを抜くことと同じ効果が得られるということです。

いずれにしても、電力の削減量は少ないものの、まったく節電にならないわけではありません。もしプラグをコンセントから抜く場合は、常に電源に接続していなければ機能しない家電などに注意して行うことが大切です。