世界文化遺産を目指している『佐渡島(さど)の金山』について、ユネスコの諮問機関が追加情報を求める勧告を出したことを受け、地元からは戸惑いの声が上がっています。
ユネスコの諮問機関「イコモス」は「佐渡島の金山」について去年8月に行った現地調査などの結果、「世界遺産登録を考慮するに値する価値がある」と評価しました。

ただ、推薦資産の範囲の修正や保護措置の強化などを要請。追加で情報の提出を求める勧告を出し「登録すべき」との勧告には至りませんでした。
一夜明け、地元からは…
地元の人
「期待していた以上にがっくりきているから。今年こそはって意味では」
ゴールデン佐渡 鈴木徹社長
「文化的価値については一定の評価を得られたが、記載に至らなかったことは残念に感じている」
「佐渡島の金山」をめぐっては、韓国が朝鮮半島出身者の強制労働があった場所だと主張し、世界文化遺産の登録に反発してきました。

文化庁によりますと、去年の世界遺産委員会ではイコモスの勧告で「情報照会」となった6件すべてが「登録」となったということで、政府は7月にインドで開かれる世界遺産委員会での登録を目指すとしています。














