「犯罪行為を隠ぺいしようとした」。鹿児島県警の元生安部長が告発したのは、当時の上司で県警のトップの本部長でした。6日、県警本部長が初めて取材に応じましたが、「隠ぺい」の有無については明言しませんでした。

警察不祥事の隠ぺい 「許せなかった」元幹部が県警トップ“告発”

職務で知った秘密を漏らしたとして、国家公務員法違反の疑いで逮捕された元鹿児島県警の本田尚志容疑者(60)が5日、鹿児島県警トップの野川明輝本部長について、衝撃の告発をしました。

元鹿児島県警 本田尚志容疑者
「(野川)本部長が警察官による不祥事を隠ぺいしようとする姿にがく然とし、また、失望しました」

3月まで鹿児島県警の生活安全部長だった本田容疑者。現職当時に入手した警察情報を第三者に郵送し、業務上の秘密を漏らした国家公務員法違反の疑いで、先週逮捕されました。

その理由について本田容疑者は、5日に開かれた裁判所手続きの意見陳述でこう述べたのです。

本田容疑者
「私がこのような行動をしたのは、鹿児島県警職員が行った犯罪行為を野川明輝本部長が隠ぺいしようとしたことがあり、そのことが、いち警察官として、どうしても許せなかったからです」

意見陳述によると、事の発端は2023年12月、鹿児島県内で女子トイレでの盗撮事件が発生し、現職の警察官が容疑者として浮上したといいます。

早期の事態解明が必要だと考えた本田容疑者でしたが、野川本部長は「最後のチャンスをやろう。泳がせよう」と捜査を先延ばししたのだといいます。

その理由について本田容疑者はこう推察しています。

本田容疑者
「この時期は警察の不祥事が相次いでいた時期だったため、本部長としては新たな不祥事が出ることを恐れたのだと思います」

さらにその後も警察官による不祥事が発生しましたが、これも公表されず、本田容疑者は、ある行動に出たといいます。