世界文化遺産の登録を目指す『佐渡島の金山』について、ユネスコの諮問機関=イコモスは追加情報の提出を求める「情報照会」の勧告を出しました。
「登録を考慮するに値する価値があることは認められた」としていて、政府は7月の世界遺産委員会での登録を目指すということです。

イコモスの勧告には
(1)「登録」
(2)追加の情報の提出を求める「情報照会」
(3)審査を先送りする「登録延期」
(4)「不登録」
の4段階があります。

佐渡島の金山は「情報照会」となりましたが、文化庁は「世界遺産登録を考慮するに値する価値があることは認められた」としていて、日本政府は、7月にインドで開催される世界遺産委員会での登録決議に向けて、対応していくとしています。

文化庁によりますと、2023年の世界遺産委員会では、「情報照会」の勧告を受けた文化遺産6件全てが「登録」の決議になったということです。

『佐渡島の金山』をめぐっては韓国が、「朝鮮半島出身者が強制労働させられた場所だ」と主張し、世界遺産の推薦に反発してきました。