SNSを使った投資詐欺、ロマンス詐欺の被害が大分県内でもあとを絶ちません。今年5月末までの被害総額は7億7000万円以上にのぼります。

(県警生活安全部 萩尾伸司部長)「昨年の特殊詐欺1年間の被害額をすでに大幅に超えているきわめて憂慮すべき状況だ」

SNSを使って投資話を持ちかけたり、恋愛感情を抱かせてたりして現金などをだまし取る投資・ロマンス詐欺。県警によりますと、県内では今年5月末までに115件の被害が確認され、被害総額はおよそ7億7000万円にのぼります。これは去年1年間の特殊詐欺の被害総額約3億1090万円を4億円以上も上回ります。

犯行の手口は、くり返し現金を振り込ませるケースが多く、1000万円を超える被害が全体の1割以上の20件発生しています。

県警生活安全部 萩尾伸司部長

(県警生活安全部 萩尾伸司部長)「60歳を超える方の被害が半分以上を占めるが、20代30代の被害者もいて幅広い世代で被害が広がっている。手口を知って詐欺への抵抗力を強化していただきたい」

県警はSNSで知り合った相手から投資話を持ちかけられた場合、詐欺を疑うよう注意を呼びかけています。