青森市は大手旅行業者4社が市が発注した入札で談合を行い、排除措置命令を受けたことから4社を競争入札の指名停止処分としました。
青森市は5日付で「JTB」と「名鉄観光サービス」を18か月、「東武トップツアーズ」と「日本旅行東北」を9か月の競争入札の指名停止処分にしました。
4社は、青森市が2022年度に発注した新型コロナの感染者の移送業務に関する入札で談合をくり返していたとして、5月30日に公正取引委員会の排除措置命令を受けていました。
一方で、談合に関わっていた「近畿日本ツーリスト」は、調査が始まる前に自主的に報告したことで、排除措置命令の対象になっておらず、指名停止の対象になっていません。
今回の問題では、青森市も入札の業務が「適切とは言えない」と公正取引委員会に指摘され再発防止を求められていて、市は、要請を真摯に受け止め適切に対応していきたいとしています。