能登半島地震を踏まえて5日、新潟県の防災上の課題を検討する会が初めて開かれ、自然災害と原発事故が重なる「複合災害」への対応など4つの項目を検討することが確認されました。
【県防災局 原直人 局長】「専門分野から地震を踏まえた課題についてご意見をいただき、その結果を踏まえて県としても地域防災計画の見直しや防災施策への反映を取り組んでまいります」

防災対策検討会は能登半島地震を受け、県が優先して取り組むべき防災の課題について大学教授らと検討していくものです。

初回の5日は、津波避難のあり方や、孤立が想定される地域の対策、自然災害と原発事故が重なる複合災害が起きた場合の屋内退避の課題などについて合わせて4つの項目で検討していくことが確認されました。

【東京大学 関谷直也 座長】「能登半島地震の教訓というものを次の新潟での災害というものに備えるために、新潟県民の災害への備えというものに生かしていかなければいけないと思います」

報告書のとりまとめの時期は決まっていませんが、スムーズに議論を進めていくとしています。