本格的な梅雨の時期を前に、国の川内川河川事務所が大雨で堤防が決壊した場合を想定した緊急対応の訓練を行いました。
薩摩川内市の川内川河川事務所が行った緊急対応の訓練は、毎年この時期に実施されています。
ことしは伊佐市の川内川支流羽月川で大雨による越水で、堤防が決壊したとの想定で事務所の職員ら33人が参加しました。
「羽月川の左岸2キロ600付近で、決壊が発生したとの情報が入った。至急対応を始めてください」
「資材・重機がどこにあるか、ルートがどこにあるか、まず考えていきましょう」
職員らは4班に分かれ、それぞれ決壊した地点の状況を確認しながら、備蓄されている石や土のうを運びどのように堤防を復旧させるかや、工事の期間などについて話し合っていました。
(川内川河川事務所・亀園隆所長)
「堤防が決壊しないというのは絶対はないので、仮に決壊しても迅速に対応できるようにこのような訓練をしている」
「(住民も)情報をつかんで真っ先に早く避難していただくことが、命を救う対応と思う」
訓練では、職員たちは住民避難の際のより分かりやすい呼びかけ方についても検討していました。














