もし、夏休みの旅行先や帰省先で感染してしまったらどうすればいいのでしょうか?新型コロナ第7波の感染拡大が続く中で、まもなくお盆休み。そこで旅行中や実家に帰省中にコロナ感染してしまった時の備えた心構えを大阪公立大学大学院・城戸康年教授に聞きました。また今月中に抗原検査キットがネットでようやく販売されることになりました。「対外診断用医薬品」と書かれたものを選ぶよう呼び掛けています。
ーーー夏休みに入り、新型コロナウイルスがまだ収まっていない中でどんな旅行を楽しめばいいのか。例えば、夏に沖縄に行かれる方が多いということで、沖縄県の感染症医療確保班によりますと、「沖縄へ旅行に行って現地でコロナ陽性となった場合は、滞在先のホテルで療養してください」ということです。一方で「次の予約が入っているなどして延泊ができない場合は、療養場所が無いため優先的に宿泊療養施設を案内する」ということです。ただ、こちらの宿泊療養施設の使用率が8月4日時点で48.6%と、ひっ迫してきている状況です。沖縄旅行を予定されている方は医療機関にかかれない場合もあるので、『常備薬』は旅行日数+10日分、そのほかに解熱剤やお薬手帳などを持参してくださいということで、こういった準備も必要になってきますね?
「通常の時と違って、場合によっては医療機関にかかれない場合や、緊急性の高くない場合はあると思いますので、常備薬の準備をしっかりしていただく。あとは、薬局で買える解熱剤は多くあります。特に持病のない方は、薬局で売られてるどのような解熱剤を飲まれてもよろしいかと思いますので、それで症状をやり過ごして戻ってきていただくというのも重要な考え方かなと思います」