回収してきたモノはどうなるんですか?
巴屋 高城健工場長:
「まずは大型の洗濯機に入ります」
はじめの工程は洗濯。
ベルトコンベアで運ばれた先は、一度に720キロも洗うことができるという大きな洗濯機。
家庭と同じようにすすぎ・脱水・乾燥を経て、さらにベルトコンベアやコンテナバッグで運ばれ次の作業へ。
巴屋 高城健工場長:
「ここではアイロンのプレス掛けになります。ここの作業では、品物を開く作業。後ろの機械がアイロン装置で、プレスをかけています。以前、この作業は人の手でやっていたんですけど、省人化とか高生産できる機械が発達してきたので導入しています」
この工場に集まってくるのは1日当たり8万点、重さ30トンものシーツやタオル。
機械を導入したことで作業スピードは5倍ほど速くなり、当日中に仕上げることもできるようになったということですが…。

巴屋 高城健工場長:
「これらの機械は欠かせないもので、1か月で約11万kWhを消費しています。これは一般家庭の250軒相当になると思う」
「(6月からは)推定しますと、電気代だけで10%ほどの値上げは見込まないといけない」
工場だけでも電気使用量はひと月で一般家庭の250世帯分。
店頭の照明なども考えると、より一層ダメージは大きくなるといいます。

巴屋 高城健工場長:
「企業努力はしているんですけれども、資材や物流、人件費などエネルギー費に加えてさらに上昇し続けているので大変苦しい状況です。お客様の価格へ適正な価格でお願いできればと思っております」
この会社では、幅や時期については未定としながらも、値上げを検討しているということです。
上原記者:
「人気を集めているサウナがあります。入浴施設も、電気・ガスの価格高騰に頭を悩ませています」