物価の高騰が止まりません。
電気・ガスも政府の補助金が終了することで、6月の使用分からさらに料金が上がります。
一般の家庭に加え、生活に身近な場所にも影響が出てきます。
女性:
「うちはオール電化です。政府の(補助金)が終わっちゃうんだよね。オール電化だと値段が上がるから、ちょっと困るなと思っています」

男性:
「今年の夏は暑くなるので、やっぱり(エアコンを)使わざるを得ないかな。ただ、扇風機を買って、一緒に使おうかなと思っています」
ガスも高くなりますが?
男性:
「どうしましょうかね、ちょっと妻に相談します」
女性:
「(補助金を)続けてほしいです。税金も減るわけじゃないから、負担ばっかり大きくなるのは困るかなと思います」
政府が取り組んできた電気・ガスの支援策が、5月の使用分までで終了します。
これまで政府は、ウクライナ侵攻など世界情勢を背景とした燃料価格の高騰を受け、事業者に補助金を出すことで、家庭や企業に対する料金の値引きに繋げてきました。

野村総研の試算によりますと、支援策の終了に伴い、2人以上の世帯では1年間で電気料金は1万7696円。
都市ガスの料金は5461円、支払いが増えることになるといいます。
生活に根差すこんなところにも影響が出てきます。
「スーツとワイシャツが2点ですね」
松本市のクリーニング会社・巴屋(ともえや)。
この会社が手がけているのは、衣類のクリーニングだけではありません。
「市内のホテルに配送です」
ホテルや病院の毎日1万室分のベッドシーツなども担当しています。
回収してきたシーツなどを洗う工場を見せてもらうと…。