海での事故などの救助にあたる海上保安庁の潜水士と機動救難士が鹿児島市で合同訓練をしました。
訓練は、海難事故の現場での救助・救急能力の向上を目的に、毎年この時期に開いているもので、第十管区海上保安本部の潜水士10人と機動救難士5人を含むおよそ30人が参加しました。
訓練では、巡視船さつまを貨物船に見立て、船内で重傷者が発生した想定で行われ、救助者をロープや担架を使って吊り上げ、安全に搬送する手順などを確認しました。
(鹿児島海上保安本部潜水士・岡本遼さん)
「自分の未熟な場所がしっかりと見えてきたのでそこを改善していきたい」
(第十管区海上保安本部 鹿児島航空基地 機動救難士・木佐貫翔太さん)
「潜水士との訓練はなかなかない機会。声かけをしながら作業を安全に活動が出来るように心がけた」
十管本部の管内では、今年5月末までに海に落ちるなどの事故が去年の同じ時期より19件多い68件発生しており、事故が発生したら、118番通報するよう呼び掛けています。














