無数にある道。その通り一つ一つに歴史があり、訪れたくなる魅惑のスポットが存在します。そんな通りの隠れた魅力を散歩しながら発掘する『ふく散歩』。今回は福島県の最北端に位置する国見町。国見町役場から藤田駅前まで、県道107号線を散歩していきます。

県道107号線は「赤井畑国見線」とも呼ばれています。かつては宮城県の白石市へと続く県道でしたが、残念ながら現在は一部通行止めになっています。商店街が見えてきましたね。このあたりは古くから『藤田宿』と呼ばれていて、江戸時代には奥州街道56番目の宿駅として賑わいを見せました。参勤交代をする諸大名や商人・旅人など、多くの人々が行きかったそうです。

グリーンを基調としたおしゃれなお店を発見!パン屋さんのようです。入ってみましょう。

--佐久間浩之さん(ベーカリーサクマ)「いらっしゃいませ。こんにちは。」

店内にはおいしそうなパンがずらりと並んでいます。その数は30種類以上。

--佐久間浩之さん(ベーカリーサクマ)「おすすめは、以前からベストセラーである、こちらの黒糖パンですね。」

黒糖パンは40年以上地元の人に愛されていて、世代を超えて人気なんだそう。黒糖パンをアレンジしたピーナツパンや揚げパンもありますよ。

--佐久間浩之さん(ベーカリーサクマ)「この黒糖パンを使った新商品をちょうど試作してまして。夏に向けてアイスパンを作ろうかなと思ったんです。」