北朝鮮がごみをぶら下げた風船を韓国へ大量に送るなど挑発を繰り返したことを受け、韓国政府は南北軍事合意の効力を全面的に停止すると明らかにしました。
北朝鮮は先月28日以降、ごみや汚物をぶら下げた風船を韓国に大量に飛ばしたほか、GPS=全地球測位システムに障害を引き起こす妨害電波を発信するなど挑発を繰り返しています。
これを受け、韓国大統領府は3日、2018年に締結され、緩衝区域での砲撃訓練などを禁じた南北軍事合意について、「相互の信頼が回復するまで」全面的に効力を停止すると明らかにしました。
停止案は4日の閣議で協議されるということです。
韓国大統領府は、「北朝鮮の挑発に対する十分かつ即応的な措置が可能になる」と強調しています。
軍事合意をめぐっては、去年11月、北朝鮮が偵察衛星を打ち上げたことへの対抗措置として、韓国政府は軍事境界線付近に飛行禁止区域を設定した項目に限り効力を停止。
韓国側の動きを受け、北朝鮮は合意の事実上の破棄を宣言していました。
注目の記事
強度行動障害のある28歳息子と初めて離れて暮らす決断 「自分たちが世話が出来なくなる前に」両親はパニックに対応できる施設を6年間探す...届いた「受け入れ可能」のメール

「保険が不正使用されている」記者に詐欺電話 “だまされたふり”続けるとオンラインで事情聴取 警察官姿の犯人が… 詐欺手口の全貌は

爆買いした戦闘機、その後どうなった? 膨張する“防衛費”国民生活への影響は【報道特集】

思春期中学生の10人に1人 朝起きられないのは「怠け」ではない~中高生に増える起立性調節障害~「当事者親子の声」

「骨が折れやすい難病」9歳の少年 YouTubeで出会った“憧れの先輩” 骨が折れても――始まった挑戦と、亡き母の思い

生徒4人に1人がサッカー部 全国大会常連校で起きた〝裸で土下座〟 『いじり』が遠因ないし原因 発生リスクの高い集団とは 調査報告書がまとまる 熊本









